プロペシアはフィナステリドを有効成分とする男性型脱毛症(AGA)治療薬です。世界60カ国以上で承認されている薬剤で、日本皮膚科学会の男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)でも推奨度Aランクとなっており、現在もっともスタンダードなAGA治療薬です。1日1回1錠を毎日服用してください。食事の影響は受けませんのでご自身の飲みやすいタイミングで服用してください。開始から3ヵ月程度の連日投与で早い方だと抜け毛が減少し、生え際のうぶ毛が増加するなどの効果が発現しますが、通常は効果が確認できるまで6ヶ月間の連日投与が必要となります。改善の程度には個人差がありますが、1年~3年続ける事で多くの人が抜け毛の進行が止まったと感じるようになります。
フィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品(後発品)になります。プロペシアと同等に体内に吸収されること、また最高血中濃度が同等であることが認められて、厚生労働省にジェネリック医薬品として認可されます。そのためフィナステリドの飲み方(服用方法)、効能・効果や副作用、注意事項はプロペシアと同等です。
デュタステリドはAGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)を強力に抑制し効果を発揮します。DHT抑制効果はプロペシアの有効成分フィナステリドよりも強力で、フィナステリドが作用しないⅠ型5-α還元酵素を阻害し、Ⅱ型5-α還元酵素も約3倍阻害するため、フィナステリドの約1.7倍の発毛効果を有します。服用方法は1日1回1錠です。1日の用量を増やして飲んでもAGA治療効果は変わりませんのでご注意ください。内服の時間については特に決まりはありませんし、食前・食後は問いません。
シルデナフィルはバイアグラのジェネリック医薬品(後発品)になります。ジェネリック医薬品は効能や効果、安全性は先発医薬品と変わらず、その価格はより安価に提供できるため急速に認知されてきています。近年、品質も大きく改善され、先発品の品質を上回るジェネリックも多くなり、評価・評判も高まっています。
バルデナフィルはバイアグラに比べ即効性があること、持続時間が長いこと、食事・アルコールの影響を受けにくいことなどが特徴です。バイアグラの改良版といった感じです。
勃起の硬さが不足すると感度が上昇し早漏になることが知られています。ED治療薬は硬さが増すために早漏の改善効果があることが知られていますがバルデナフィルはバイアグラ、シアリスと比較して有意に早漏改善効果があることが知られています。
タダラフィルはバイアグラ、レビトラとの大きな違いは食事・アルコールの影響をほとんど受けない薬剤で、服用後約30~36時間と長時間効果が持続することです。そのため性行為の直前に服用する必要がなく、前もって服用していると自然に性行為に及ぶことができます。食事・アルコールの影響をほとんど受けない利便性の高い薬剤であるためデートで食事の後に性行為に及ぶ方や旅行中などにも有用でしょう。